

子どもの心の傷
T君と初めて会ったのは彼が中学1年生の時。 画用紙の白を見るだけで、怖くなって何も描けないから、絵が描けるようにして欲しいとご両親から懇願された。 話によると、小学校の図工の時間に自画像が描けなくて担任からひどく叱られ、職員室に引きずられていったことが原因らしい。 私はとても切なくなった。 子どもの時期の辛い体験は、心の傷になって、その後も苦しみ続けるからだ。 本来、子どもにとって表現活動は楽しいことであり、成長にとって不可欠なことなのに残念でならない。 私はまず、彼との信頼関係を築くところからはじめた。 絵を描かせるのではなく、手を動かすことで、達成感の得られる課題を考えた。 彼は少しずつ、表現できるようになっていった。 半年過ぎた頃、彼は「等身大の自画像を壁画にする講座」で、なんと壁面のセンターに立ち腕を上げてポーズを取って、最後まで描ききった。 しかも、自分が出品する絵画教室の展覧会の案内状を、まるで挑戦状のように中学校の美術の先生に持っていったそうだ。 小学校の教員の皆様、子どもは描けないのではなく、描きたくならない原因があることに気づい


洗濯は祈りである
高校生の息子のYシャツの汚れは洗濯機では落ちにくい。
幼い時にアトピーだったので、今でも合成洗剤を使っていないからなおさらだ。
ある日、いつものように洗面器にお湯をためて別洗いをしていると、Yシャツが息子の身体の延長のように思えてきた。
彼を包み込み、守ってくれていることに、なんだか嬉しくなった。 それから「いつもありがとう、これからも守ってね」
と語りかけながら手洗いをしている。
私の朝の楽しい日課となった。


聡子の漢字変換あそび
先日、あるセミナーに参加したとき、
隣に座った若いママに見せたら
「コピーさせてください。友達のママたちに配りたい!」
とおっしゃっていただいたので、アップします。
子どもの暴言に悩むママたちに少しでも役に立てれば嬉しいです。 以前、仏教関係の方が出席した懇親会で披露した時、最後にお経のように大きな声で唱えたら大うけしました。(そんな楽しみ方も出来ます)
「うちの寺の教務係に来ないか」と誘われました(笑)。 子どもの暴言の本当の気持ちは「ママ大好き」があるのです。
ちなみに私はこの言葉を息子から言われていました。
全国のママたち、不安にならなくて大丈夫。
笑顔でいましょう!