子どもの芽を伸ばすために

子どもの見えている世界と
大人の見える世界は違います。
子どもの絵には素直な気持ちが表れます。
子どもにとって、今、描いている世界が真実なのです。
ですから、大人の眼(価値観)で
彼らたちの絵を評価しないようにしてください。
「これ、変じゃない?」「こうじゃないでしょ。」
「もっと、こうしたら」などと、大人がつい言ってしまうと
子どもは想像以上に傷つきます。
子どもの感じている世界を否定することは、
ありのままの自分を認められていない~自分はだめだ
というネガティブな感情につながります。
私は、それが原因で絵を描くことや自分を表現することが
憶病になった子どもたちをたくさん知っています。
どうぞ、子どもの絵を見ながら、
「どんな気持ちで描いたの?」と聞いてみてください。
子どもはキラキラした目で話してくれるでしょう。
子どもが感じている世界を一緒に楽しむことが、
子どものやる気スイッチをONにします。
子どもは誰でも才能をもっています。
それを引き出して、伸ばすのが大人の役目だと思うのです。
親と先生と地域が子どもの本当の幸せを基軸に
連携し合えたらどんなに素晴らしいでしょう。